理事長挨拶

三井ボランティアネットワーク事業団
理事長 藏本 誠三

謹啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

平素は三井ボランティアネットワーク事業団(以下「三井V-Net」)の活動に格別のご支援を賜り厚く御礼を申し上げます。

さて、三井V-Netは、平成28年10月をもちまして設立20周年を迎えましたことをご報告申し上げます。

これもひとえに会員各位のご努力、ご協力、ならびに会員会社各位のご厚情の賜物であると、改めて深く御礼を申し上げます。

三井V-Netは、わが国の少子化・高齢化の進展により未曾有の高齢社会を迎える時代を予想し、日本社会が活力を保ち続け、国民生活を維持・向上させていくためには、シニアが社会活動に積極的に参加し、活躍できる環境を創り出すことが急務との三井業際研究所高齢化問題委員会(当時)の議論に基づき、二木会の承認を経て、平成8年に設立されました。

三井V-Netは、設立以降様々な社会貢献活動を通して、社会におけるシニアの生きがい作り支援の中核となることを目指し、20年間活動を継続してまいりました。現在では、三井グループ運営会員各社(現行25社)のOBを中心としたボランティア登録会員は、1,400名を超え、@国際交流、A環境保全、B医療・福祉、C文化・教育の4分野において、年間延べ9,300名の方がボランティア活動に活躍されています。

今後とも会員、グループ運営会社の拡充を図り、さらにボランティア活動の内容の向上及び活動頻度アップに努め、三井V-Netの将来への発展に注力し、三井グループの社会貢献活動の一端を担い三井ブランドの向上を目指すという所期の目的達成に向け、努力してまいる所存でありますので、引き続きのご支援、ご協力のほどをお願い申し上げます。

最後になりますが、今後の会員の皆様のご多幸ご健勝と、運営会員会社のご隆昌を祈念し、設立20周年のご挨拶とさせていただきます。

敬具


20周年に寄せて

東京大学国際センター相談室
准教授 大西晶子

三井ボランティアネットワーク事業団設立20周年、おめでとうございます。

貴事業団のご協力を得て、東京大学留学生センター(現:国際センター)にて留学生との一対一交流活動が産声を上げたのは、1997年であったと伺っています。故栖原暁先生の東大着任直後であり、留学生が日本社会と深く触れる機会を持つことの重要性を常々語っておられた先生にとって、三井V-Net とのご縁は、大変幸運なものであったと想像いたします。20年間、途切れることなく続いてきた活動(本郷ではFACEプログラムという名称で活動しております)は、東大以外の大学にも活動の輪が広がっており、本学でもこれまで3264名の留学生・外国人研究者が参加いたしました。一方の日本人パートナーの登録のべ数も,2200名を超えております。うち,285名が三井V-Netの会員の皆さまで,豊富な社会経験・人生経験を活かし,留学生の良き交流相手,時には相談相手になっていただいております。

近年は海外からの観光客の誘致や東京オリンピックに社会的な関心が移っており、日本文化のお手軽な紹介といった表面的な国際交流イベントが増えている印象を受けます。このような時代にこそ、じっくりと一人の学生と向き合い、人間的な関係を深める一対一の交流活動が大切であり、本学の留学生にとって貴重な学びの場となっております。会員の皆さま、活動を支えていただいております事務局の皆さまに、心より感謝申し上げます。


日本赤十字社医療センターボランティア担当
医療社会事業課 常勤嘱託 千葉 修一

創立20周年おめでとうございます。

当センターが三井グループからのボランティア協力を頂いた記録を調べて見ましたら、昭和52年からの協力福祉団体の傘下として平成9年から外来案内で活動し、平成11年に三井ボランティアネットワーク事業団として独立して外来案内を主に活動していただき、17年の長きにわたることを知りました。

当センターでのボランティア活動は、42年前(昭和52年)一人の患者さんの小児病棟における学習指導から始まり、段々とグループ化して今日でも活動を続けている所でありますが、企業ボランティアとして名乗りを上げて短命で終息したグループも多々見られるようです。このような中で17年間三井V-Netに在籍しながら当センターの外来案内一筋のY・Tさんやこれに準ずるT・Mさん等の皆さんには脱帽せざるを得ません。

また、日本赤十字社有功章社員章等贈与規則により、通算20年に贈られる「金色有功章」にあと2年というところで病にたおられたM・Mさんの奥様がご主人の悲願達成のためにとバトンを受けて外来案内の活動をされております。

三井V-Net会員には三井系の企業OBで海外勤務された方が多く、英語・フランス語・スペイン語と語学の堪能な方がいらっしゃるので本当に助かっております。このような通訳の活動は外来に留まらず、入院病棟でも出張の依頼や退院後の生活指導パンフレットの翻訳もお願いしている所です。4年後の東京オリンピック開催に向けて海外の観光者が多数見えられております。体調不良の診察で来院したときには日赤の人道・博愛の精神を根底として適切なご案内をお願いいたします。


社会福祉法人児童養護施設
エリザベス・サンダース・ホーム
理事長 小川 正夫

ありがとうございました。

三井グループの重鎮であられた方々が、ご自分の大切な時間を、人々への奉仕にあてることを目的に結成された三井ボランティアネットワーク事業団は、設立20周年をお迎えになるとのお知らせ、心よりお祝い申し上げます。

社会福祉法人エリザベス・サンダース・ホームの働きは70年の歩みの中にありますが、設立当時、三井高清様ご夫妻がロンドン三井物産に駐在の頃、ご長男高國様の養育係として採用された英国人女性、エリザベス・サンダース様から頂いたご支援を記念して、施設の働きにお名前を戴いております。

思い出してみますと、その頃より三井家にゆかりある方々からご支援を頂いていることになります。

三井ボランティアネットワーク事業団結成の時から、皆様には、ホームの環境整備に お力添えを頂きましたことは、実に80回を重ねております。また、ホームで生活する子ども達の生活支援のために、チャリティーコンサートの企画、開催は10回を重ね、多額のご寄附を頂戴いたしております。

本当に、心からの感謝の思いでいっぱいです。ありがとうございました。

聖書に「この、いとちいさきものに なしたるは、われに なしたることなり」という、 イエス・キリストの言葉を思い浮かべます。皆様が将来ある子ども達一人ひとりを大切に 思って下さること、重ねて、感謝の心を込めて御礼申し上げます。

ありがとうございました。


公益財団法人 民際センター
事務局長 冨田 直樹

この度は創立20周年、おめでとうございます。

三井ボランティアネットワーク事業団の皆さまには、1998年度から現在までタイ・ラオスの経済的に恵まれない子どもたちをご支援いただきまして、心より感謝申し上げます。この間にご支援いただいた奨学生数は延べ305人に達します。

貴団体が1996年の発足ですから、発足後2年足らずでご支援をスタートされたことになります。グループ各社とアジアとの深い結びつきを考慮されてのことと伺っておりますが、毎年、たくさんの書き損じハガキ等を集めて送っていただき、貴団体のニュースレターにご支援された奨学生の顔写真を掲載していただきました。

2014年には一木会で「ダルニー奨学金とタイ・ラオス・カンボジアの子どもたちの現状」というテーマで講演をさせていただきました。講演後の親睦会で募金をお願いし、あっという間に数口の奨学金が集まりました。国際交流・支援に対する皆さんの熱いお気持ちを目にして感激したことを思い出します。

2015年末にアセアン経済共同体がスタートし、アセアンと日本の結びつきはますます深まると予想されます。日本の経済発展にとってアセアン諸国の安定と発展が欠かせません。しかし、例えば、ラオスもカンボジアも中学就学率は5割程度、2人に1人しか中学校に行けない状況で、まだまだ教育支援が必要です。今後とも引き続きダルニー奨学金をご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。


三井V-Net元理事長 滝 健(三井住友海上OB)

設立20周年おめでとうございます。

私は平成19年より2年間三代目の理事長としてお世話になりました。 本部の事務室に机とパソコンをもらい週3日出勤していましたが、理事会や二木会報告等の年次的な業務の他に日常業務はなく時間はたっぷりありました。そこで事業団の活動に可能な限り参加して現場への挑戦を思い立ちました。いろいろな活動プログラムに参加できたお陰で現場を知り会員を知り受け入れ先を知りました。その中でわが事業団の事務局員とボランティア会員の皆様がいずこの受け入れ先からも信頼され高い評価を得ていることを知りました。さすがは三井のシニアと大いなる誇りを覚えたものです。

任期中の事業団を振り返りますと、運営面について言えば一つの節目を迎えていました。それは会員会社が設立時よりだいぶ減少しその歯止めと反転が迫られていたからです。難しい問題ですが、事業団設立の原点であるオール三井により運営、その精神に立った運営体制の刷新、これが重要な対応策になるように思いました。しかしながら、私自身はこの課題を次の理事長に引き継ぐだけで、その後は会員会社の皆様の検討に委ねる結果となってしまいました。あの種がもしも検討過程において多少なりともお役に立つことがあったとすれば嬉しいことです。シニアによる無償の社会貢献はV-Netのもう一つの原点です。

世のため、人のため、さらなるご発展を祈念申し上げます。


三井ボランティアネットワーク事業団
運営委員長 秋葉勝敏(三井住友海上)

三井ボランティアネットワーク事業団はこの10月で20周年を迎えます。この間、登録ボランティアの皆様には誠心誠意活動いただき、広く社会の信頼を得ることができ、また運営会員会社におかれましては、事業団運営に多大なご尽力を賜り、事業団として大きく成長することができました。改めて御礼申し上げます。

1996年9月に会員会社35社が設立総会を開催、三井海上(当時)会長の石川武が理事長として本事業団の誕生に関わり、また、本事業団が二十歳となる節目の年に運営委員長会社として貢献できることを、大変光栄に存じます。

ニュースレターでは、毎号、留学生との交流・支援、清掃活動、病院ボランティア活動等が報告されています。参加された方々が生き生きと活動されている様子が良く分かり、まさに、本事業団設立の趣旨である、「シニアが社会活動に積極的に参加し、活躍できる環境を創り出す」ことが実現されていることを実感します。

(自社のボランティア活動中の筆者)

また、留学生との交流に関する活動が大きなウエイトを占めていますが、これは、グローバルに活動する三井グループ企業の社員としてのグローバルな経験・知識、語学力等を十二分に活用して留学生の育成に貢献する、「人の三井」に相応しい活動であります。

今後とも三井グループが母体であるという強みを活かしつつ、さらに活動の幅も広げて、三井ボランティアネットワーク事業団が発展して行くことを祈念します。



ボランティア会員(三井物産OB)
武内 克彦

三井ボランティアネットワーク事業団(以下V-Netという)創立20周年 誠におめでとうございます。20年の間事業団の運営と発展に尽力いただいた 方々に敬意を表します。

退職後14年が経ちましたが、私のシニア生活の中でV-Netでの活動は非常に 大きな位置を占めています。このお付き合いなくしては私の第二の人生は大変 味気なくなっていたことでしょう。

私は会社卒業後はボランティアとして社会 に役立つ何かをするとの計画をたて、まず地元貢献の意味で調布市の小学校の 自然学習サポートなどをはじめました。そのうちV-Netの存在を知るところと なり、2003年ごろ会員登録し、まず東大のFACEプログラムに申込み、 駒場での中国の男子留学生との交流が始まりました。彼の帰国後も他の留学生 との交流を続ける傍ら2005年ごろ日本語サロンの活動に参加したと記憶し ています。

当時日本語サロンは大勢の留学生とボランティアの人たちが、文字通りサロン の雰囲気の中で毎回数組が基本的には一対一の形で思い思いの日本語力の向上 に取り組んでいました。2,3年後当時の世話人であった中村さんからバトン を渡され今に到っています。

学生は非常に熱心で家族的な雰囲気の中でしっかり交流し成果を挙 げています。日本語サロンは静かな環境で好きなように交流できる楽しい場 です。卒業されこれから何をしようかと思案中の方は是非一度お試しください。

(筆者(右)日本語サロン交流相手の胡桂林さんとの勉強風景)


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