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市民後見人養成講座を実施
昨年に引き続き、本年(平成19年)も下記日程で市民後見人養成講座を実施しまし た。
<新規研修>
| 日 時 |
3月5日(月)、7日(水)、9日(金)の3日間
(10:00〜12:00/13:00〜16:00) |
| 会 場 |
<3月5日(月)及び7日(水)>
青山生涯学習館(東京都港区南青山4-18-17)
<3月9日(金)>
生涯学習センター(東京都港区新橋3-16-3) |
<フォローアップ研修>
| 日 時 |
3月12日(月)、14日(水)、16日(金)の3日間
(10:00〜12:00/13:00〜16:00) |
| 会 場 |
太平洋会館(東京都江東区豊洲1-3-6)
* 太平洋セメント(株)研修寮 |
☆講師は両講座とも昨年同様、吉田導子先生(行政書士)にお願いしました。
成年後見制度は介護保険制度と同じく平成12年から施行されていますが、制度そのものの認知度が低いため利用者が極めて低い状況にあります。
成年後見制度は、高齢になって判断力が衰えた時に本人に代わって財産管理や身上監護してもらう制度ですが、高連協(高齢社会NGO連携協議会)では制度の広報と利用促進のためのマンパワー養成のため、市民後見人養成講座を昨年から開講
しており、三井V-Netでは高連協の委託を受けて本年も講座を実施しました。
市民後見人とは専門職後見人(弁護士、司法書士、行政書士など)と親族後見人の 中間に位置する存在で、成年後見制度について学んだ一般市民が、後見活動を行う
NPO組織などに所属して活動するものです。
上記講座のうち新規研修(入門講座)は13名、フォローアップ研修は26名の会員ボ ランティアが受講しましたが、受講したボランティアの皆さんから以下の感想文をいた
だきました。(順不同)
<受講者の感想>
1.阿部忠司さん
養成講座へのお誘いを受け、市の市民相談室を訪ねお話しましたところ、結論と して是非「研修を受け地域に貢献していただきたい」との励ましの言葉を頂戴しまし
た。 私が住む町内には300余世帯に70才以上約180人の方が住んでおり、なかに は身寄りのないなどひとり住まいの方もおられます。高齢化と共に将来を心配される
方など年々増えることと予想されます。今回の先生の講義、体験談をお聞きし、さら に勉強して地域の方々に微力ながらもお手伝いをしていきたいと思っております。
2.伊東孝雄さん
(1)全体の感想
受講者の知識・勉強の場の提供としても身近な問題として捉えられる年代に入っていますので的を射た研修内容です。
(2)研修プログラム/運営
新規研修、フォローアップ研修の両プログラムとも知識中心の勉強会でした。フォローアップ研修では先生が事例を取り上げて解説して頂くという運営によって勉強に深みができたものと感謝しております。時間的にかなりゆったりとした運営
だと感じました。 設問から、複数の受講者からの回答方式による解説方法は、聞いている側か らも大変興味ある運営でした。
(3)今後への提言
この研修は単なる知識レベルの普及とするかあるいは、実践活動レベルまでの仕組み作りを進めていくのか検討する必要があると思います。何故ならば、実践
して初めて三井V-Netの本活動が行動として表すことが出来るからです。 私は、市・区・町村への呼びかけなど、広報活動としては事務局で出来るのではと思いますし、その後はメンバーの意志次第ではと思います。
(4)今後のセミナー
「実務実践研修」と「新規研修・フォローアップ研修」の2コースを設け活動領域を広げていくことを提案いたします。
3.伊藤明彦さん
新規講座を受講後一年が経過していたが、VTRを活用した総復習にかなりの時 間を当てていただいたので、フォローアップ研修を効果的に受講できた。
成年後見制度はひとことで言えば「我々のような高齢者が自らの希望の実現を、後見制度を使って後見人に託す、すなわち自分らしく生きる手段」と言える。
人間、最期が大事。残される者に財産を残すか否かは二の次だが、迷惑をかけないことが肝要と痛感。
4.小幡一雄さん
短時間で制度の全容が理解できました。実例に基づいた説明は、かつて経験したことと重なり大変参考になりました。ブラッシュアップの機会を作っていただければ有難いのですが。
5.小杉錠一さん
昨年春に続き、今年3月のフォローアップ研修を受講し、「市民後見人」の全体像 がおぼろげながら分かりかけた気がします。認知症の発症に伴う家族、親族から医療、施設など、社会全般にわたる影響や課題も多いと思いますが、健全な家庭生活
の維持、財産管理まで私の人生経験を生かした支援活動がどの分野で出来るか、今考えています。
6.鈴木徹夫さん
(1)市民後見人制度について名前だけで中身は全く知らなかったが今回受講することによって良く理解することが出来た。
(2)講師の吉田さんは、何回でも繰り返し噛んで含めるように説明してくれたので、 加齢で硬くなった頭にも理解することが出来た。
また実例を挙げて、上手くいっているケース、トラブッテいるケース、何が難しい かを説明してくれたので、実情が良く解った。講師として優秀であると思う。
(3)現在差し迫って後見人制度を考えなければならない状況にはないが、将来私がぼけてきた場合、娘を後見人にしておく必要があると思った。
(4)親族ではない第3者を後見人として迎え入れる(財産を見られてしまう)ことに強 い抵抗を感ずる人が大多数であろう。弁護士などの国家資格を持った人なら、その抵抗の壁を乗り越えられるかもしれないが、無資格の市民後見人はかなり難しいのではないだろうか(実例では、第3者後見人は親族から敵視されるケースも見
られるとか)。
(5)従って、親族のための後見人を除けば、市民後見人になる積りは今のところない。
7.瀬川 晋さん
(1)措置から契約について
「自己実現の尊重」という本旨・理念は理解できるのですが、重度の介護認定 を受けた場合や重い認知症になった場合、契約という実現性がはたして可能なのか、実際の現実とではギャップがあるのではという気がしました。
(2)財産管理と身上監護
財産管理はともかく身上監護面では、介護保険制度の現実も知らないだけに自信がありません。市民後見人としてお役に立つには、なかなか難しいなというの
が私の率直な印象です。介護保険関連の基本知識理解もカリキュラムの中に組 み込むことも検討したらと感じました。
(3)ボランティア活動としての限界
吉田さんのお話をお伺いすると、自分のあいた時間で手伝うという安易な気持 ちでは相手に迷惑をかけることになることもわかり、ボランティア活動の一環と市民後見の仕事を位置づけることの困難性も理解されました。きちんとした報酬なり、税制面での優遇措置(一定の所得控除額の創設など)がないと発展しないのではという気がしました。
(4)任意後見で取消権がないこと
今回の講座で、法定後見には取消権はあるが、任意後見には取消権がないこ とを知りました。この点で、区分する必要があるのかということも含めて法制面の改
善もあるのではという気がしました。
8.辻 和夫さん
前年に続きフォローアップ講習を受けて、さらに制度の理解と確認ができました。 良い企画であったと感謝しています。
吉田講師の懇切丁寧な説明と事例研究で各自の体験から見解を討議したのが印象深かったと思います。早速地域の民生委員のイベントお茶会で、後見人制度の簡単な説明ができ、みなさんの興味を引きました。これから三井V-Netとして、なにか受け皿ができれば良いと考えます。
9.長澤癸行さん
昨年に続き講座を聞いて、何となく市民後見人についての理解が持てるようにな ったと思います。本講座は後見人になる人を養成するための講座だと思いますが、
まだ法定でも任意でも後見人が務まる自信はありません。むしろ、自分や家族が高 齢になっている現在、このような制度があることを知ったことは意義あることだと思っています。
必要なときに、相談できる窓口などを教えておいていただければ、ありがたいと思 います。
10.三浦義樹さん
成年後見人制度については、一定の知識を学ばせていただきましたし、是非続 けて実習もやりたいと思います。
しかし、それ以上に吉田導子先生の姿勢と人柄に心打たれました。新規研修の初めから「自己決定権利の尊重」を軸に考えることが多いと説明されましたが、実はよく判りませんでした。しかしケーススタディの中で理不尽な状況でも相手を責めるでもなく「悲しかった」とおっしゃっていたことや我々がトンチンカンな意見・質問を発
しても「そうですね」で始まる受け応えに、日ごろのご努力と姿勢を感じました。
11.武蔵好彦さん
昨年に引き続き市民後見人研修を受講した。吉田先生の熱心な指導振りに、心から満足した。 三井V-Netの企画として、これからの高齢社会に役立つ、時期を得たすばらしい内容だったと思う。私は、横浜市泉福祉保健センターの運営委員をしているが、こ
の知識をこれからの仕事に活用したい。また、横浜市からもそう要望されている。
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