本部(東京)国際交流

活動レポート

英語落語はおもしろい~英語落語鑑賞会~

東大柏部会 垣沼 裕司
(三井物産OB)

東大(GlobE)、東大図書館、そして当会の三者で毎年秋に開催する英語落語の会は、今年も11月13日木曜日5時から7時まで途中中休みを挟み2部構成で開催されました。
寒波襲来の中、昨年とほぼ同程度の参加者を得て、日本の伝統話芸に接する機会を東大柏で学ぶ方々・その家族友人、そして近隣の方々に提供し、国境を越えて笑いの時間を共有することができました。
皆さまに、当日の雰囲気を少しでもお感じいただくとともに、東大柏部会の会員各位におかれましては、来年は是非英語落語鑑賞会に一対一交流をされている留学生ともども足を運んでいただけるよう、当日の模様をご紹介させていただきます。

<前半の部>

まずいつもながらの”What's Rakugo"でスタートしましたが、アメリカ人のマーリンさんとインド人のSanQさんのコンビでユーモアたっぷりに落語の仕草、言葉の紹介をし、落語がはじめての留学生にも落語に入っていきやすい状況を作りました。
落語を聞くには”イマジネーションが必要”との言葉が留学生にも響いたのではと思っています。
その後、りりーさんの”The Compliment(こほめ)”、アイムさんの”The Wallet(紙入れ)”と女性陣の噺があり、続く中トリのSanQさんの"Okiku's Plates(お菊の皿)”の噺は幽霊のお菊が色っぽく、そのお菊を見に来た連中の馬鹿さ加減と相まって笑いをとっていました。
また、SanQさん、インド出身とあって話芸にとどまらず、皿の数え方に御国振りが出ていたのも面白い、との会場の声もありました。

<後半の部>

冒頭、当会世話人から一対一交流プログラムの紹介・宣伝を手短に行った後、後半の部がスタートしました。
後半からの参加者もちらほら入場されるなか、
幕開け早々、“落語体験”(ダイスケさん)で会場より飛び入り参加の素人の方の堂に入ったしぐさに驚かされた後は、ワインさんの“犬の目玉”で観客の度肝を抜き、昭和を思い出させる「南京玉すだれ」へ、と演目に工夫を凝らします。そして。。。
大トリの“井戸の茶碗“でダイスケさんが日本人の生真面目さを浪人と武士の掛け合いであぶり出し、会場に大うけ。事後アンケートを見ても高い評価を得ていました。
以上、駆け足で紹介いたしましたが、説明の至らぬ部分は、添付の写真をご笑覧いただき、当日の熱演ぶりをお感じいただければ幸いです。

最後に;

英語落語かい枝会のメンバーのボランティアで成り立っている会ですが、9年まえの2016年にスタートして以降公演を続けて下さる宮田さん・演者の皆さんに改めてこの紙面をお借りして拍手拍手!そして、
本催しの最初のセッティングからご協力いただいた宮崎さん、三澤さん、近藤さん、事務局田中さん、落語会に来場し拍手で盛り上げて下さった山野邉さん、岡田さん、そして毎回差し入れを頂いている神崎さんに厚く御礼を申し上げます。

なお、終演後、一対一交流/三井V-Netの宣伝のため、三井V-Netの紹介のチラシ配りを行いましたこと、併せご報告致します。

参加者データ;

参加者数 99名。
内訳 留学生 16名、教職員 33名、学内関係者(知人・家族等) 15名、三井V-Net会員 9名、その他(図書館友の会、地域住民等) 26名となっております。
国籍を見ますと、中国、スペイン、インド、エジプト、フランス、メキシコ、オランダ、アメリカ、カナダ、イタリア、マレーシア、モンゴル、ネパール、ノルウェー、フィリピン、ロシア、ベトナム 17カ国の国々からのご参加がありました。

以上

マーリンさん&SanQさん(What's Rakugo)

マーリンさん&SanQさん
(What's Rakugo)

三九さん(お菊の皿)

三九さん(お菊の皿)

垣沼世話人 ご挨拶

垣沼世話人 ご挨拶

かーこさん(南京玉すだれ)

かーこさん(南京玉すだれ)

大助さん(井戸の茶碗)

大助さん(井戸の茶碗)

皆さんで記念撮影

皆さんで記念撮影


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