本部(東京)国際交流

活動レポート

2026年 書道体験教室

東大柏部会 淺香冠菜・淺香修治

9月7日、この日は雨でした。前日からの雨、それも結構な量で開催が危ぶまれました。朝早く目をさました私は、家の廊下の小窓を開け、外の様子をうかがうと灰色の雲、ユトリロの絵画のような薄い灰色の空が見えました。 

そのうち、すずめが鳴き始め「今日は開催だな」と思いました。 開催決定のご連絡をいただき、安心したと同時に留学生のみなさんが集まる時は降りませんようにと願いました。

予定の集合時間の少し前に,会場である東大柏図書館の1階に行くと、すでに書道の先生方とGlobE柏のお二人、先に到着していた三井V-Netの会員が数人、忙しそうに、色々ご準備をなさっていました。

新聞紙を長机と床に敷き詰め、参加予定者数の筆と小筆、硯、文鎮、墨汁、手製の筆置き、フエルト製の下敷きを長机にセットします。 私たちもお手伝いをしました。

書道教室は今年で13回目を迎えます。私は昨年、顔出し程度の参加でした。 13回目、年に一度の開催ですから”13年”という月日に、改めて柏市書道協会のご協力と三井V-Netのみなさんの努力に感謝と尊敬の念を覚えます。

雨が時々、強く降る中、事前に申し込みをした留学生がひとり、またひとりと会場に集まり始めました。 みんなちょっと緊張しているようでした。 《書道》という日本の文化に関心を寄せて下さっている学生さん達です。

開催予定時間になると、GlobE柏さんから流暢な英語での説明が始まり、書道の先生、三井V-Netからの挨拶に続いて、書道の先生による筆の持ち方、書き方のお手本が、英語と日本語の説明文と共にがスクリーンに映し出されました。 留学生はとても熱心に見ていました。 ひとつの長机に留学生が一人または二人座り、先生が各机に基本お一人ずつ付いて熱心に指導をされていました。 「筆は、このようにまっすぐに持ってください」 「では、机にあるお手本で練習してみましょう」 書き始めると「お上手ですよ」「いい感じですね」など、優しい言葉で留学生を励ましていました。 留学生の姿に、書道の先生方はお母さんのような笑顔で応えて、和やかな時が過ぎていきました。

筆の使い方、払い・留めなどの基礎練習が終わると次は、会場の前に貼られた《見本》の文字を選びます。「愛」「剣」「富士山」「桜」など20数種類の漢字の見本と「ふじ山」といった、ひらがな入りも用意されていました。 むずかしい平仮名に挑戦する学生さんもいました。

留学生は、見本の前でご自分が書きたい字を選びます。 ひとつだけでなく、2つでも3つでも選ぶことが出来るようになっていました。昨年の見本は文字だけが書かれていたため、書き順がわからず、スマホで調べている留学生がいました。 それで、今年は見本に、鉛筆で小さく書き順が記入されていたので、留学生はそれを見ながら、正しい書き順で墨を含ませた筆を丁寧に慎重に半紙に乗せていました。

何度も何度も練習してから、提出用に用意された、美しい紙に渾身の一文字を。

1枚は来年4月1日から3日までアミュゼ柏で開催される柏市《春季書展》で、もう一枚は今月23、24日に東大柏キャンパスで展示される予定です。

ほとんどの留学生が初めての書道体験でしたが、日本という全く言葉も慣習も違う国で東大大学院に入学する頭脳を持ち、日々、努力を重ねている彼らは、短時間ではありますが熱心な練習でなかなか見事な、味のある《ひと文字》を完成されていました。

書道教室のあとは、場所を変えてGlobE柏さんがご用意くださったお菓子と飲み物で、交流の時が持たれました。 さっきの緊張した顔は消えて笑顔のあふれるティータイムでした。

楽しい交流の時でした。 時間はあっという間に過ぎ、終了予定の16:30が来てお開きとなりました。 来年度以降も続いて、大勢の留学生が参加して、楽しい時が持てますように。

・参加して下さった留学生は7カ国16名。
中国 5名 インドネシア 4名 インド 2名 ベルギー 2名 アメリカ 1名
サモア 1名  オーストラリア 1名 

・柏市書道協会の先生 11名 ・GlobE柏さん 2名 ・三井V-Net 9名 です。

みなさま、お疲れさまでした。

竹岡世話人ご挨拶

竹岡世話人ご挨拶

染谷会長ご挨拶

染谷会長ご挨拶

練習風景

練習風景

練習風景

練習風景

練習風景

練習風景

集合写真

集合写真

完成作品

完成作品

懇親会

懇親会


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