関西支部(大阪)国際交流

活動レポート

神戸大学「習字教室」(2025年7月7日)

藤井和正(三井化学OB)

2025年7月7日(月)、神戸大学・夏期日本語日本文化研修プログラムで来日している留学生を対象に、「習字教室」を開催しました。
会場は、神戸大学グローバル教育センターのコモンルームです。

今年の参加者は11名で、内訳はオーストラリアの留学生が2名、ロシアの留学生が1名、中国、台湾、フィリピンからの留学生が計8名でした。三井V-Netからは7名のボランティアが参加しました。
講師は、昨年に引き続き北岡瑞桐先生と筒井忍先生にお願いしました。

教室のはじめには、まず「線」を一本書き、次に「円」を書いて、講師の先生に添削していただきました。その後、先生からお手本をいただき、「ノ」「十」「土」「日」などの文字を順に練習し、その都度丁寧に添削を受けました。

先生から“はなまる”をもらった留学生たちは、とても嬉しそうな表情を見せていました。

写真中央 筆者

写真中央 筆者

練習では墨汁を使って文字を書きましたが、課題となっていた「星」の文字を書く際には、硯を使っての墨摺りも全員で体験しました。先生から墨の持ち方や摺り方を教わりながら、一生懸命に墨を摺る姿が印象的でした。

墨摺り体験

墨摺り体験

たっぷりと摺り上げた墨を使い、それぞれの「星」をうちわに書き上げました。
当日が七夕であったことから、「星」の文字が課題となっており、講師から七夕の由来についてもご説明いただきました。
たくさんの「星」を書いた留学生や、大きな「星」を一文字だけ書いた留学生など、個性豊かなうちわが仕上がりました。

また、ボランティアも積極的に書道体験に参加し、留学生との会話も弾んで、和やかで楽しい教室となりました。
最後には、それぞれが短冊に「世界平和」などの願いを書き、自分で笹に括り付けました。先生からは講評をいただき、「習字教室」は盛会のうちに終了しました。

お題の「星」を持って集合写真

お題の「星」を持って集合写真


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