事務局便り

新年度のご挨拶

三井ボランティアネットワーク事業団 理事長 嶋津 智幸

三井ボランティアネットワーク事業団
理事長 嶋津 智幸

平素より、三井ボランティアネットワーク事業団(三井V-Net)の活動に、多大なるご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。新年度を迎えるにあたり、一言ご挨拶申し上げます。

本事業団は、高齢化社会の到来を見据え、高齢者が積極的に社会活動に参加し、豊かで健康な生き甲斐を感じられる場を提供することを目的として、三井グループ各社のご尽力により、1996年に設立されたボランティア団体です。三井グループ企業のOB・OGを中心に、約1,500名が会員に登録され、活動に参加いただいております。

本事業団の活動分野は、国際交流、環境保全、医療・福祉、文化・教育、スポーツなど多岐にわたり、三井グループ全体の社会貢献活動を推進してまいりましたが、本年10月に30周年を迎えることになりました。

社会・地域の課題は時代とともに変化してきましたが、変わらなかったのは、会員の皆様の「誰かの役に立ちたい」という誠実な思いと、継続的に活動してこられた真摯な姿勢です。その積み重ねが、30年という歴史となり、多くの信頼と繋がりを育んでまいりました。

こうして30周年を迎えることができますのは、三井グループ各社ならびに会員の皆様、そしてボランティア活動を受入れていただいている関係先の皆様のご支援・ご協力の賜物であり、心より感謝し、御礼申し上げます。

会員の皆様は、地域文化や伝統を次世代に伝える貴重な担い手であり、長年の職業経験や人生経験を生かした助言、丁寧な対応と責任感により、本事業団の活動と品質を支えていただいています。

活動分野別に申し上げますと、国際交流では、各大学で、会員と留学生との一対一交流を活発に推進しています。また、留学生との交流イベントとして、東京大学(柏) での英語落語鑑賞会、横浜国立大学での着物正装体験会、駒澤大学での世田谷ウォーキング、千葉大学での東京国立博物館見学、神戸大学での書道教室、同志社大学での茶道体験会、さらには日本の古典芸能である、能・狂言、歌舞伎、文楽の鑑賞会など、留学生に日本の社会・歴史・文化を理解していただく活動を幅広く展開しています。

医療福祉では、児童養護施設エリザベス・サンダース・ホーム(神奈川県)での清掃活動や竹とんぼ教室などの園児との交流、さらに、第15回チャリティーコンサートを開催し、収益金を同ホームに寄付させていただきました。
また、日本チャリティ協会から支援要請を受けている各イベントでの支援活動や皆様からご寄付いただいた未使用切手・ハガキを民際センターの「ダルニー奨学金」を介して、経済的に教育を受け続けることが困難なメコン地域の中学生就学支援などに活用する取組みも実施しています。

文化・教育では、旧三井家下鴨別邸(京都府)や、司馬遼太郎記念館 (大阪府)などの文化施設での受付やご案内などに、多くの会員の皆様が活躍されています。環境保全では、広島平和記念公園(広島県)、須磨海岸(兵庫県)、二色の浜(大阪府)などの清掃活動も継続して実施しています。スポーツでは、各マラソン大会への支援や障がい者卓球などのパラスポーツにも支援活動を行っています。

一方で、定年・雇用延長などにともない会員の皆様の高齢化が進んでおり、新規会員の拡大が大きな課題となっております。会員の拡大に向け、ニュースレター、ホームページの有効活用や三井グループ各社のOB・OG会への広報活動を強化してまいります。また、本事業団の運営会員会社の拡大につきましても、関係各社への働きかけを継続してまいります。
さらに、新たな活動の検討・取組みについては、運営委員および会員の皆様との論議を一層深めてまいります。

本事業団といたしましては、今後とも会員の皆様にボランティア活動を通じて、お仲間を増やし、生き甲斐を感じていただけるように、また、三井グループによる社会貢献活動の一翼を担えるように、誠心誠意、活動してまいります。引き続き、三井グループ各社、運営会員会社、会員の皆様のご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。