■ 関西支部(大阪)/国際交流/神戸大学

オフキャンパスに広がる留学生教育を考える

神戸大学 国際教育総合センター長
教授 河合 成雄

三井V-Netの皆さま方には、神戸大学国際教育総合セン ター(今年の3月までは留学生センター)は、もっぱら 国際交流関係の「一対一交流」でお世話になっており、 厚く御礼申し上げます。留学生は日本語がある程度うまい 場合でもなかなか大学を離れては日本人と接する機会が 少なく、大変ありがたく存じます。

私自身もかつて海外へ留学した者ですが、大学での時間 は授業や研究に限られていて意外と現地の人と接する時間 が少ないと身を持って感じましたし、留学生は非常に狭い範囲の世界でしか生きていないとも言えるでしょう。それはネットの時代になっても変わらないものだと思います。私個人の体験からも学生を見ていても、留学は後々の人生の土台ができるときであり、私というものが確立される大事なときの一つなのだと思います。他方、留学というものが、ある程度以上の時間や費用を費やすとなれば、ハイリスクハイリターンなチャレンジであって、尻込みする日本人がいるのもうなずけます。とは言え、留学は決して賭けではなく、しかるべき過程を踏めるようにすれば得るものが大きいはずです。人生での大きなイベントに神戸を選んでくれた留学生に最大限何を支援できるかということは我々の留学生教育での重要なポイントです。

現在、私は20年来留学生を受け入れる側に立ちながら、留学生を通じて国際交流に関わってきていますが、 ありきたりのことながら、よりオープンな大学というスタンスで国際交流に臨みたいと改めて考えております。例えば、 留学生の就職一つをとっても、地域との密接な関わりは重要です。留学は、留学中だけに完結したものではなく、留学前か ら留学後までの視野にたって捉えられるようになってきています。その意味では海外での同窓会を中心としたネットワ ークづくりも当センターは重要視しています。海外で日本人と留学生の卒業生がともに拠点を形成しながら、大学で得たネットワークをさらに発展させていくというものです。日本人にとっては現地とのコンタクト、 元留学生にとっては日本での経験を生かす機会を持ち続けることになります。これらの事業は、ここ10年余りの新たな動きであり、留学生教育を広く捉えたときに当センターが果たすべき任務であると考えております。

さらにこれからはオンキャンパスでの教育だけでなく、オフキャンパスでの広い意味での教育を視野に入れながら活動していきたいと考えております。様々な国際交流プログラムはもちろんのこと、日本語教育一つをとっても、大学内だけでするだけでなく、地域での生活、将来日本で働くための準備などを想 定して学外でも、主に学生を対象にして実施していければという展望を持っております。

ここで一つ大事なことは、この10年間で海外同窓会を立ち上げたり維持したりする上で学んだことではありますが、留学生の視点から必要なものを提供する一方で、留学生や卒業生の自主性任せにしておいては、より有効な仕組みが作れないということであって、仕掛けづくりやその維持の努力が欠かせないということです。そのような意味でも、三井V-Netの皆様と一緒に仕事ができる、留学生教育ができるということは、当センターにとっては非常にありがたいことなのです。

ぜひとも三井V-Netの皆様方におかれましては、今後とも留学生とのやりとりを楽しんでいただきながら、ご協力を賜ることができれば幸いです。また留学生に対しては、「一対一交流」等の良さを伝えて行き、結果として卒業生が第二の故郷に神戸を位置づけてくれるようになるならば言うことはありません。


神戸大学で第13回三井V-Net留学生交流会開催

2016年11月17日(木)神戸大学国際教育総合センターで、留学生、大学の先生方、三井V-Netのボランティアが集まり、留学生交流会を開催しました。

この交流会は、2005年2月に始まり、当初は卒業して祖国へ帰る留学生に対する歓送の意味も含めて毎年2月に開催していましたが、2012年からは、秋入学の新入生の参加を呼び掛ける目的で、秋の開催に変更し、今回が13回目になります。今回は15ヶ国26名の留学生と、ボランティア、先生方あわせて45名の参加があり、留学生・ボランティアは日頃の一対一交流ペアの枠を超えて、また新入学の留学生や、交流ボランティアに関心のある見学者が一同に会し、活発な情報交換が行われました。

主催者を代表して、三井V-Net東京本部の誉田卓也事務局長が挨拶し、国際教育総合センター長 河合成雄教授始めご臨席の先生方からご挨拶をいただきました。

後半は、ビンゴゲームを行い、ビンゴになった留学生は、ボランティア、先生方から寄付されたプレゼントを手に大喜びで、会場内は笑顔で溢れました。

当初硬い表情だった留学生も後半では、すっかり打ち解け、「楽しい!!本当に参加して良かった」「母国語で突然話しかけて下さった時の感動は忘れない」「日本に来て間が無いが、今回を機会にボランティアとの交流を希望したい」等の感想が聞かれました。


神戸大学 国際教育総合センター長 教授 河合 成雄

私は、この留学生交流会に度々参加させて頂いておりますが、今回の集まりが一番多くて、みなさんがより知り合えることができるのを楽しみにしています。

留学生を預かるものとして、このような会を三井V-Net様に開いて頂いて、大変有り難く、厚くお礼申し上げます。

最近の話題では、国際交流をやっている者としましては、トランプショックが頭にあります。世界中がポピュリズムというか、ある意味右傾化しているというか、どこに走っているのかなと心配になりますが、国を超えての理解は、まず一人と一人の理解がある意味中心にあると思っています。

私は、異文化教育ということをしています。先日聞いたことですが、神戸大学の協定校でもある、ロンドン大学のアジア・アフリカの研究カレッジ「SOAS」で、50年前、戦後20年に、日本が復興して多くのものを輸出するようになって、イギリスにおいて日本を嫌っているというマイナスイメージがあるのかどうか、調査したそうです。SOASの研究発表に招かれた日本人が言うには、おそらく工場などがある町で勤めている人に、例えば日本の車のような製品が売れているために仕事がなくなるという理由で、嫌われているのかと思ったようです。しかし、実際は日本に対する憎しみが少ないのはロンドンでした。段々とイギリスの北へ行くほどに、田舎に行くほどに日本人が嫌だと思う人が多かったそうです。

そこで、どう結論付けたかというと、北の方の人ほど日本を知らない。知らないという事が、如何に怖いかということです。もちろん知らないから、日本は素晴らしい国だと思ってくれた当時の他の国の人もいると思います。知らないがために簡単に判断することが怖いことであり、個々の理解は正しい判断のベースになっていると思います。

お互いを密に知って活動していく、そんな三井V-Netの素晴らしさに留学生が触れることが出来るように期待しております。

本日は、楽しいパーティーになりますように、祈念しております。


神戸大学 国際教育総合センター 教授 朴 鍾祐

私が今日お話ししたいのは、留学生活では、今日この留学生交流会でやりましたビンゴゲームのように、皆さんが一生懸命参加したら、得られるものがたくさんあるということです。キャンパスの中で勉強するのも一つ得られるものはありますが、三井V-Netの人達とこのような交流会に参加して、得られるものがたくさんあると思います。

我々は、オンキャンパスで何かしますが、キャンパスの外では皆さんの力でもってたくさん持って帰れるものがあります。大学の外でたくさんの人達と交流することで、実りある留学生生活になるものと思います。

三井V-Netの皆様には、今日は大変お世話になりました。有難うございました。



神戸大学 国際教育総合センター 講師 川上 尚恵

普段は、国際教育総合センターで日本語の授業を担当しておりますが、今日は教室で会う学生たちにこの留学生交流会で再会し、違う面を見ることができ、非常に楽しい時間を過ごさせて頂いております。

センターでは、朴先生と同じく地域交流を行う留学生交流推進ユニットにおりまして、三井V-Netの皆様には大変お世話になっております。

これからのお話としまして、10月から兵庫国際交流会館で神戸大学が業務委託の形をとりまして、日本語、日本文化等のセミナーを行う事業を始めることになりました。日本文化のセミナーに関しましては、三井V-Netの皆様方にご協力をお願いしたいと思いますので、今後共宜しくお願い致します。


日本語と英語で一対一の草の根交流

川勝博史(登録会員)

三井V-Netより台湾からの留学生古益安(ク・イアン)さんを紹介していただきました。現在、神戸大大学院経営学研究科の2年生で、趣味は卓球と神社のお守り収集です。お守りを買い集めるほど日本の文化や社会に興味を持っています。

古益安さんと筆者(右側)

交流活動の進め方としては、週1回くらいのペースで、新聞や台湾についての本(例えば『台湾』若林正丈 ちくま新書)などを題材にして様々なことを話し合ったり、授業や研究内容、また日常生活について質問しあったりしています。授業内容について、 サステナビリティ(企業の経営持続性)のことを説明してくれたこともありました。

感心するのは、疑問点があると、いつも携帯しているスマホやノートPCで即座に検索をして、画像や説明を提示してくれることです。

彼の希望は、日本のことばと文化を知ることなので、できるだけ日本語を使ってもらい複雑な内容の場合は、英語でも補うことによって、よりスムースにコミュニケーションを進めています。

古益安さんとお母様

活動の場所は、主に大学の国際交流センターのラーニング・コモンズ・ルームですが、外に出かけることもあります。私の家族も一緒にホテルのイベントに参加しケーキをたべたり、尺八の演奏会を鑑賞したりもしました。

春休みの間に台湾からお母さんが訪日された折、交流センターで紹介してくれました。

いつも笑みを絶やさない方で、それが古さんと似ているなと感じました。「一緒に新聞を読んでいます」とお話しすると、「日本語が上手くなりました」と喜んで下さいました。交流活動をしていて大変嬉しいと感じる瞬間です。古さんは日本と台湾の違いを実感することもあるようですが、 そんなことも話題にしながら交流を深めていきたいと思っています。


「台湾留学生と、学び学ばれ」

水谷 良明(東レOB)

三井V-Netについては、東レ勤務時代の上司の方のご賢弟にあたる三井銀行ご出身の中川氏が初代の事務局長をされていたこと、また東レの諸先輩がボランティアをされている体験談も伺っていたこともあり、かなり前から知っていました。そのようなことからいつか私もお役に立てればと思っていましたが、昨年会社勤務の第一線を退いたこともあり、今年の4月から国際交流の分野で活動を始めたところです。

現在交流を担当しているのは、台湾から神戸大学法学部への短期留学生の陳健豪さんです。最初の本人の自己紹介のための登録票の日本語は随分たどたどしいものでしたが、始まって1〜2か月するとめきめき会話力が向上しているのに驚きました。中国語を母国語としている人には、日本語の入門段階は比較的容易なのかもしれません。

留学生と筆者(右端)

本人の専攻が会社法ということで、実際の企業活動が話題になる時は、大変興味を持つようで、面白い、知らなかった等の反応が多く出てきます。一方、彼の休日の話などはこちらも外国人から見た感想を面白く聞いています。日本文化に興味のあるドイツ人留学生と一緒に靖国神社に行ってきたと聞いた時は驚きました。台湾人にとっても微妙な場所である靖国神社に対する感情を正直に吐露するとともに、併設されている遊就館(資料館)が非常に参考になったとのことでした。

私のような一般の日本人が中国の歴史に詳しいことに驚いていましたが、同時に台湾の若者にとって、古代中国から近代中国までの歴史を自国の歴史として学ぶのかについて一部に疑問の声があることを紹介してくれたのは、現在の政治情勢から納得させるものがありました。

東日本大震災の際、外国からの支援金で台湾がダントツNo.1の寄付をしてくれたことはよく知られていることですが、そうした親日感情の厚い台湾の人たちとの交流の一助になればと思い、短い期間ですが活動を続けています。


NamasteとMaidoの一対一交流

丁子 基彦(三井物産グループOB)

ネパール人留学生、ネギ・バラット・シンさんは、東京大学での修士課程および招聘研究者としてのキャリアを経て、2015年4月から神戸大学保健学研究科博士課程に在学中、非常に聡明でありながらも大変気さくで機知に富んだユーモアを持ち合わせた好人物です。身体のご事情で車椅子を常用こそしますが、フットワーク軽くバイタリティに溢れたネギさんには、会う度に元気をわけてもらっています。

留学生と筆者

交流期間はまだ7ヶ月ばかりながら、歳も近く、同じ年頃の子どもがいることもあり、すぐに意気投合することができました。毎回の交流では食事がてら四方山話に花を咲かせます。初回はネギさん贔屓の本格カトゥマンドカレー店での昼会食、つい最近は、お好み焼き屋でビールジョッキを片手に「ネギ焼き」に二人で舌鼓を打ちました。文化交流の面では、もっぱらネパールについてネギさんから教えてもらうことの方が多く申し訳 ないですが、私自身も自国を紹介できるよう悪戦苦闘しながら日本文化への造詣を深めつつあります。次回は、ネギさんの奥さんにもご足労いただいて拙宅にてたこ焼きパーティーをする予定です。ネギさんが苦手な日本語の先生役には、5歳の長男に一役買ってもらうこととして、家族ぐるみでお付き合いできればと企んでいます。

ボランティアというにはおこがましく、どちらかというと素晴らしい友人をご紹介いただいたというのが本当のところの私の留学生の方との一対一交流活動ですが、今後もネギさんとの親交を通じ微力ながら国際交流に貢献できればと願う次第です。末筆ながら、現在私は、転職により三井グループと直接の関わりがなくなってしまったのですが、この度の寄稿のお話を賜りましたこと光栄の極みであり深謝申し上げます。グループ外ではありますが、三井V-Net関西支部事務局の皆さまのご厚意に甘えつつ、これからも許される限りで国際交流を含む各種活動に携わる機会を賜れれば幸甚です。


石頭の留学生交流

生田清博(登録会員)

自分では柔らか頭と思っていたのですが、いざ留学生と対面してみるとこんなに固かったとは、という私の話です。

留学生と日本の学生と筆者

留学生との交流の場としているファミリーレストランでのことです。いつものように上から目線で得々と日本社会の説明 を続けていますと、私の言葉が催眠リズム化したのでしょうか。徐々に目がトロ〜ンと。「これはいけない」と、さらに話のテンポを速めると、あくびが出ました。「あれれ〜?

ちょうど2年前、神戸大学から中国人留学生の紹介を受けました。三井V-Netの会員となって初の一対一交流です。ラグビーW杯代表のように「日の丸」を背負っているはずもないのですが、私のような海外経験の乏しいオジサンは、国際交流と聞くだけで何か力んでしまう。「お役に立ちたい」「教えてあげる」。どうもこの気負いがいけなかった。

ちょうど20年前、会社に中国からの学生を受け入れたことがありました。働きながら日本語学校へ通い、日本の大学を目指す。当時の中国人学生にとっては何もかもが新鮮だったのでしょう。何でも吸収してくれました。気分がいい。「もっと教えてあげよう」。この時が上から目線の始まりでした。

時代は猛スピードで進んでいるのに、私の石頭は20年前から時間が止まっていたのでした。しかも、それに気づかない。今や中国の留学生は、来日前から日本人と変わらぬ知識をたくさん持っています。逆に遠慮して出さない学生もいるぐらい。とんでもない勘違いをしていたものです。

何かが変だ、と混乱する中で、思い込みに気づいたのは反面教師のおかげです。2014年春、神戸大学の女子留学生4人を引率して大阪市内の新聞社を見学したときです。案内係は年配の男性社員。中国人留学生を迎え、“教えてあげよう”と最初から張り切っている表情です。調査資料室で小林綾子の写真を取り出し「これ誰かわかるかな」。得意満面に「大人になった『おしん』の姿です」。留学生は全員が「……?」。

想定外の反応に案内係は慌てました。「えっ、中国で『おしん』は有名じゃあなかったの」。「じゃあ、誰が有名ですか」。留学生は一斉に「嵐!」。

私と同じです。ピンぼけもいいところ。案内係も時間が止まっていました。遅かったけど、ともかく気がついてよかった。

20年分の時計の針を急いで進め、改めて留学生交流のスタートです。2015年秋には神戸大学の留学生交流事業で10月31日の留学生ホームカミングデイ、11月10日は留学生交流会にも参加しました。留学生の話をよく聞き、一緒に歩み、一緒に楽しむ。留学生の希望に満ちた喜びが、私の喜びになるように。私の頑固だった石頭も少しずつ新しい時代の一対一交流に切り替わって行くはずです。

神戸大学留学生ホームカミングデイ参加の
三井V-Net会員の皆様と筆者(前列右一人目)

“留学生交流”記

原 謙三(三井住友海上OB)

“光陰矢の如し”とは良く言ったもので、私が母校の神戸大学へのささやかな恩返しの積りで始めた留学生一対一交流も早や10年を経過、今年で11年目に入ります。これまでに7名の学生と交流し、その半数以上の学生とは折にふれ音信が続いていることは喜ばしい限りであります。

さて、今回はついこの間まで(3月28日)1年たらずお付合いをして来た中国人女学生王さんについて若干触れてみたいと思います。彼女は33才の既婚者で、江蘇省蘇州市(李香蘭の“蘇州夜曲”で有名)の出身で、高等学校の英語の教師をされております。教育関係の一族の中で生まれ育ったせいか、控え目で礼儀正しく、知性を感じるご婦人でした。

>>続く


神戸大学留学生との交流

鵜野 一成(サントリーOB)

トリスタン君

三井V-Netを通じて合計3人の神戸大学留学生を紹介いただきました。

2012年の2月にフランスからのトリスタン君、22歳と会いました。実に若者らしい素直な青年でした。フランス人だからきっと飲食に積極的だろうと信じ、会ったその日に三宮のガード下と十三の極安居酒屋に案内しましたが、予想通り相当大阪ディープな、例えばクジラの「コロ」なども実に美味しいと言い、お酒も強い青年でした。日本が好きで、数年前には近江(?)あたりで半年ほどアルバイトしたそうです。 春には家族を呼び寄せ、宮島とか案内したということでした。ワインを飲む集まりにも2回ほどジョインしてもらいましたが、昔の青年たちといろいろ話をしていました。きっと日本にはいい思い出を持って帰国されたんではないでしょうか。

現在はナイジェリアからのガドン君30歳とガーナからのジェローム君25歳とお会いしています。お二人とも博士課程にいて、私はそれだけで尊敬してしまうのですが、謙虚で正直で物静かな本当に素晴らしい学生さんです。私はよく知らない国なので、逆に興味津々、お国の話を聞きまくってます。二人は同じ学生寮に居住して仲良しなのですが、生活スタイルはかなり違いますので、ある時は一緒に、ある時は別々に会うことにしています。例えばガドン君は今までのナイジェリア 生活ではお酒に接することがなかったということで、お酒は飲まず、食べられる料理も限られているようです。

左ジェローム君 右ガドン君

そういうこともあって奈良の明日香に案内しました。ここが日本の原点だからと乏しい知識をひけ らかし、大丈夫かなと思ったのですが、三輪そうめんとわらびごはんを紹介しました。これは美味しいと完食でした。 ガーナのジェローム君はお酒も食べ物も、ガーナチョコレート(笑)も、なんでもいけるという違いがあります。 だからジェローム君には比較的若い女性が参加するワイン会に来てもらったりしています。二人ともまだしばらくは 日本にいるため、これからが実に楽しみです。


ボランティア活動の魅力

森 信二(三井物産OB)

三井V-Net関西支部を通じて、神戸大学留学生の援助と、神戸市立博物館に於ける「学習支援交流員」としてボランティア活動を続けております。

前者は既に10年を過ぎ、後者は4年目に入りました。現役時代に海外勤務で得た経験と趣味を生かし、束縛されずに楽しい日々を送っております。留学生とは既に6ヶ国の学生と交流を経験し、何れの留学生も来日前に自国である程度の日本語を履修したとはいえ、日々その上達には驚かされます。

>>続く


神戸大学留学生の母国スリランカへの訪問記

会員 大西 昭生(日本ユニシスOB)

チャミラ・ペレラさんとは、2007年2月より2008年の3月まで1年間交流しました。彼女は2005年4月より2008年3月までの3年間で神戸大学経済学マスターコースを終了後、一旦スリランカに帰国され、その年の9月よりオーストラリア、メルボルン大学の経営経済学ドクターコースへ留学されました。 その後もSkypeで結構頻繁に交信を重ねていましたが、その中で「日本のお父さん、お母さんと同じ屋根の下で生活してみたいからメルボルンに来て欲しい」とのお誘いがあり、女房とも相談し2010年12月14日から7泊9日で訪豪しました。

>>続く


三井V-Netの留学生交流に参加して

会員 桑原 泰弘 (三井物産 OB)

2013年春に三井V-Netに登録しました。のんびりした年金生活より、社会への恩がえしのつもりで、神戸大学の留学生交流支援に参加することにしました。

最初は、フランス人の工学部の学生オメル君(22歳)のサポートでした。互いの連絡の悪さもあり、また彼が夏休みで両親の住むマレーシアに戻ったことや、中国への再留学等もあり、わずか2回の交流で終わり物足りないものでした。

>>続く


久々の留学生サポート

会員 片山初恵(東レOG)

私は三井V-Netの会員に50代でなり、これまでに東大留学生、研究員の奥様、駒澤大学留学生、 神戸大学留学生の日本語サポートをさせていただきました。自分の未熟さもあって、一時意欲を失っておりましたが、 この度久々に中国人留学生のサポートを引受けました。広州中山大学3年生の陳恬君さんです。彼女は1年間の留学でしたか ら9月末には帰国され、半年余りのサポートは終わりました。彼女は丁度孫のような年令で、日本への関心の窓口がアニメ とマンガということで、感覚的に合うかどうか一寸心配でしたが、会って話をしてみると名の如くやさしい雰 囲気の礼儀正しい女性で、私の気持も楽になりました。

>>続く


日本へ里帰りの元留学生夫妻

会員 熊谷克己(商船三井OB)

私が三井V-Netのボランティアとして初めて神戸大学でスリランカからの留学生夫婦に出会ったのは平成15年7月7日であった。ナンディタ氏とランカさんの学生夫婦である。二人の日本語がおぼつかないので英語で対応したが、これから私が彼らのお役にたつことが出来るのかとても不安だった。日常生活で日本語が解らず困っている様子に英語での応対をやめて、私の妻も動員して日本語だけ使うことにした。それから平成20年3月の帰国までの約5年、彼等は苦労しながらも日本の社会に溶け込んでいったようである。これが二人の博士号となって結実したと理解している。この状況については何度か三井V-Netのニュースレターに日本語と英語版で掲載された。

>>続く


キリバス人留学生 クーレタ君紹介

藤岡 徹(三井住友海上OB)

私は、三井V-Netの紹介で、昨年の暮れからキリバス人のクーレタ君と交流を始めました。彼の国の人口は約11万人で、国土(島)は数十年後に海に沈んでしまうそうです。
フィジー島の南太平洋大学を卒業、大統領府に2年間勤務した後、国の未来を背負って来日しています。日本語と格闘する毎日です。今は、週一回、神戸大学のロビーで日本語で雑談しています。毎日、教会に行くのを欠かさない真面目な性格です。

キリバス共和国の紹介

クーレタ トアカイ(神戸大学キリバス留学生)

私は、キリバスの首都タワラから来ましたクーレタです。25歳で神戸大学の学生で、去年の4月に、日本に参りました。神戸大学で政治学を勉強しています。私の専門は、今年の4月から始まっています。

日本に来てから、はじめて日本語を勉強しましたが、日本語の勉強は、本当に大好きなので、続けたいです。私の大学院(人間発達環境研究科)のコースも日本語だけですから、これも私の日本語の勉強のいい機会です。

キリバスの家族は7人です。両親と5人兄弟です。日本語がもうちょっと上手になったら日本の生活は、本当に楽しくなります。

続く


三井V-Netの国際交流に携わって

江崎 邦夫(東レOB)

 江崎邦夫様  武麗慧様 江崎様奥様

60歳に近づいた頃「三井V-Netニュースレター」を拝見して、仕事で毎月のように海外に出張した経験もあり、退職後のボランティア活動は「国際交流」に携わりたいと決めておりました。  

しかし、退職後自分の趣味や友人との交流再開等で忙しく、さらに心筋梗塞での入院もあり、三井V-Netへの登録が遅れましたが、2010年11月に中国からの留学生で神戸大学経営学部研究生の武麗慧さん(女性)を紹介して頂きました。武さんは、山東省のご出身で大連の大学/大学院修士課程で経営学を学び、そして日本語を専門学校で習得後、国費留学生として2010年10月に来日、神戸大学の研究生として、2011年の大学院博士課程への入試を控えている方でした。  

>>続く


親愛なる三井ボランティアの皆さんへ

ナンディタ ヘティラッチ
(スリランカ ルハナ大学教授・元神戸大学留学生)

私たちの日本在留の間、皆様からのご支援がなければ、私たちの生活は大変困難に満ちたものであったであろうと思います。

奨学金の申請書や住宅申込の申請書など各種の書類を漢字で書きあげるのに苦労している時に皆さんからいただいたご支援を私たちは忘れることはできません。皆さんのご協力のおかげでランカと私は計画通りの5年間で修士コースと博士コースを終えることが出来ました。更に私たちは日本で子供をもうけ2年半の間、子供を育て上げました。

>>続く


モンゴルからの留学生 シーレンのこと

中西 武(三井物産OB)

初めて彼女に会ったのは丁度3年前、灘の海が眼下に光る神戸大学留学生センターのロビーであった。彼女、 名前はアマルバータル・シーレン、モンゴルからの留学生である。といっても、大草原のイメージからは程遠い 才色兼備の都会っ子。米国西海岸にも留学し、来日後は専門に日本語の勉強もしているので、会話には不自由がなかった。 大学ではフアイナンスを専攻し、この分野に立ち入るとなかなか鋭い意見を披歴する。

>>続く




私からも一言

アマルバータル シーレン(神戸大学モンゴル留学生)

お坊さん、お冷、くじ運、ちまき、楊貴妃。一見何の関連もない言葉ですが、私にとっては、特別な思い出があります。ホストフアミリーが始めて教えてくれた言葉だからです。3年前、中西さんのお宅を始めて訪れたとき、話の途中で"坊主"といった私に "お坊さん"というんだよと優しく教えてくれたのが昨日のような気がします。

>>続く